僕は部屋でひとりぼっち

くさばといいます。

今の自分にできる範囲のことを精一杯やるしかないんだ、というような内容のことを小沢健二やら村上春樹やらが言っていた気がするので、最近はそれをモットーとして生きています。だから小さいことではありつつもできることをやろうと心がけてます。


最近のことを語るにあたり、仕事のことについて勝手に自分語ろうと思います。理由としては、わたしがあの辛かった時期に仕事を3日で辞めた人の話をただただ聞きてえと思っていたからです。3日ではないけど7ヶ月で仕事やめてそのあとどうしたのか、当時の自分を教えてやろうと思いまして。あの時似たような境遇の人が何をしていたのか漁っていた有象無象の話の一つに自分の話も加えようと。取るに足らない人生のサンプルってどっかで役に立つと思うのです。


4月から騙し騙しやってきたけれど半年ちょっとで突然仕事もう無理だ と思って辞めました。急でした。今すぐに仕事辞めたいけど辞めたところでやりたいこともないんだよな〜〜と思いながらやってたら突然の無理。別に残業がめちゃくちゃあったとかパワハラがあったとかではなく、何がつらかったか、これと明言できることはなかったのですが毎日辛かったです。当時遊んだ友人曰く、新人とは思えないくらいやつれていたと言われたりしてました。寝れないのとご飯が食べられないのがかなりキツかったです。

退職後、幸いにも親は理解を示してくれ無職期間の間の金銭的な面倒はツケてくれました。

そして1ヶ月近く、将来のことをどうするか悩みました。その時悩んでいた進路は4つ。

① 大学時代やっていた専門性を生かすためどこかの学校に通いものにする

② フリーターとして今後のことはまた考える

③ 適当な会社に就職し、今後のことはまた考える

④ 伝統工芸の工房に弟子入りする


①は親の意見で、一時的な逃げにはなるけどその後それを仕事にできる気がしなかった。

②は安直で一時的にはすごく楽だけど将来的な不安がでかすぎた。

③は現実的だけど前の会社の二の舞になるんじゃないかと怖かった。

④は一時期マジで考えたけど冷静になって辞めて良かったと思っている案。


で、結局③の適当な会社に就職することを選びました。①の学校に入り直すか③の就職するかの間で悩んでいる間、並行して行っていた転職活動で内定をもらったので就職しちゃえーという感じでした。

転職先は、転職エージェントを介して見つけた会社です。もう一つ転職サイト(求人に個人で直接応募するやつ)も登録してました。エージェントを介すると面接練習や書類の添削もしてくれる上、希望に沿った求人を探してきてくれるのでエージェントの方が良い求人に巡り合う確率が高いと思います。その分企業の方も本気度が高いのでちゃんとしているところが多いです。その分私の希望してた事務職は待遇はシビアで非正規や給料安めのところが多いかったですが。

普通の転職サイトのほうは事務職でも正社員だったり給料高めのところも多かったのですが、面接に行かないとわからない変な会社も多かったのでエージェントメイン、転職サイトはサブで探す感じがいいのではないかな、と思います。まあこのくらいの情報転職成功サイトみたいなのを読めば普通に出てくる話なんですが。

事務職を希望した理由は学生時代にバイトをしていたことと忙しいのは無理だ…と思ったからです。私本来の性質として、仕事を頑張るより精神的に楽な環境で細々と生きる方が性に合っていると感じてました。ガツガツではなくゆったりとか細々と生きたい。新卒で入った会社を続けられなかったことで自尊心に傷が付いていた自分にとってゆっくり社会に適応しようと思ったのです。あとやりたいことも特になくて、バイトしてたから事務職ならできるかなと思い希望しました。

懸念としては、求人がほぼ非正規なこと、給料が低いこと、潰しが効かないことの3つでした。就職した今もそこは懸念事項です。でも無闇に空白期間を作るよりとっとと就職してしまえという感じで就職しました。

結局2ヶ月の転職活動のうちで書類選考通って面接に行ったのは6、7社くらいで、書類選考はどんだけ応募したかは覚えてないです。今の会社は、面接受けた中で一番いいな、と思えた会社だったので個人的には満足しています。給料安いけど。

そして今入社して2ヶ月経ちますが精神的にすごく落ち着いていて、給料安いけどまあなんとか生きてます。色々あった中で自分らしく生きるために、今の選択は間違ってなかったと思います。働くのが嫌なのは変わりませんが。給料安いけど。

親には責任感を持って働くように、と言われましたが正直責任感とかわかりません。社会人として未熟すぎるのだけは分かります。やるべきことをまずはやんなきゃ!って感じで生きてます。やりたい仕事なんて分かりません。転職サイトや情報を発信している人たちはやりたいことをやってキラキラしていて正しいように見える。正直眩しくて見たくない。でも別にやりたいことではなくできることをして生きている人の方が圧倒的に多い。仕事のやる気のない、半人前の私みたいな人も多いはず。だから働くということに対して

それでいいのではないかと思います。将来備えはしつつ、将来のことは将来考える。

幸いにも今やりたいことがあります。それはお金になるか分からないし孤独な作業だけど、私はそれをすることに楽しさを見出しているし年齢制限もない。だから今はゆっくり、やっていこうと思ってます。当分はそういう風に生きていきます。